2010-01-01から1年間の記事一覧

『いくつになっても』商学部1年 大谷 麟太郎

12月。世間はクリスマスや年末のムードに包まれているが、私にとっては正直あまり楽しい季節ではない。私のアルバイト先である某フライドチキン店がクリスマス商戦を迎え、今年もまた私はその戦場へと駆り出されたのである。平日に300〜400ピースほど売れる…

『コードギアス反逆のルルーシュが教えてくれるもの〜虚構の世界から、ポストモダンの動物たちへのメッセージ〜』社会科学部一年 日下瑞貴

前回は天空の城ラピュタが教えてくれるもの〜anastrophe崩壊へ〜においてスタジオジブリの名画『天空の城ラピュタ』についてコラムを書かせて頂きました。今回は、近代表現主義の巨匠、宮崎駿とは打って変わり、現代アニメ、オタク文化の観点から流れだすメ…

『方丈』文化構想学部一年 岡崎綾修

『上海』――この地名から、多くの人は浦東新区に林立する、高層ビル群を連想するだろう。或いは、黄浦江を挟んでその対岸の外灘に立ち並ぶ、租界時代のレトロモダンな建築群かもしれない。私はこの中国最大の経済都市に、2年半あまり住んだことがある。 『四…

『時を惜しみ、青春を刻め〜母校の恩師Y先生の「総合的な学習の時間」について〜』政治経済学部二年 竹田雄大

タイトルの「時を惜しみ、青春を刻め」、僕の大好きな言葉なんです。座右の銘と言っても良いかも知れない。青春を惜しんで時を刻むことはするな、過ぎゆく人生を惜しんで、ただただ無為に時を刻むだけの日常など無価値だ、そんなメッセージが伝わってきます…

『人は貝に劣るか』文化構想学部一年 岡崎綾修

昭和33年放映のテレビドラマ『私は貝になりたい』を観て思うところがあった。何度もリメイクされた作品なので話の筋を知っている人もあるかもしれないが、あらすじの説明とあわせて、ここで述べる。 極東軍事裁判、通称東京裁判において、東条英機元首相が…

 『プロテスタンティズムの倫理とスポーツマンシップの精神』社会科学部1年 齋藤 暁

早大法学部の現代文の出典の中に、『近代スポーツ文化とはなにか』という題材がある。これを解いたのは浪人時代なのであるが、すさまじく難しい問題だったと記憶している。選択肢の作りもさることながら、文章自体が当時の私には難しかったのだろう。だがそ…

 『いつかは、CLOWN 第二弾―目撃者は踊る、祈るように』政治経済学部2年 竹田 雄大

4、途上国が発展する為の糸口、あるいは、データ分析昨年度までの私の研究で、国の経済成長には、ODAや貿易振興に比較して、FDI(海外直接投資)の効果が比較的高い、という事は明らかになった。昨年度の私の09年度後期2月合宿レジュメ、「あした…

『いつかは、CLOWN 第一弾―"笑いの輪"を途上国に』政経学部2年 竹田 雄大

http://free-photo-material.com/c008/page4.htmlより1、内容についての簡単なまとめ本コンテンツは、途上国問題の現場について確認し、途上国の発展を実現する為の方策について述べたものである。政策としては、開発経済学の視点に立ち、途上国と先進国のw…

『アフリカ救済へのシナリオ 第2段〜暗黒の大地から飛び立て〜』政治経済学部1年 徳本進之介

第2段〜暗黒の大地から飛び立て〜 http://terra-jp.net/mt/archives/africa.php?page=a 序 前回はアフリカの飢餓問題の現状を分析しました。本コンテンツでは、最大の問題である農民の所得の低迷を解決し、飢餓を解消する政策を提言していきます。1. サブ…

『二十一世紀の大アジア主義』文化構想学部一年 岡崎綾修

一、グローバリゼーション グローバル社会、グローバル化といった語句は、誰でも見聞きしたことがあるだろう。東西冷戦終結により以降の現代社会はまさに、ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えて行きかう、グローバリゼーションが深化し続ける趨勢の中にある…

 「国境の壁と言葉の壁」政治経済学部2年 中川紘一

私たちは日々の生活の中でコミュニケーションを言葉を通じて行う。 もちろん手話や点字、ボディランゲージも言葉の一種である。 日本には日本語が英語圏では英語が使用され、隣の大国中国では中国語が使われている。 今世界共通語として使用されているのは主…

 「アルバイトで思ったこと」 社会科学部1年 坂木良太

私は機械に関して全くの素人ですが現在アルバイトで、とある大型家電量販店でとあるメーカーのビデオカメラを販売しています。アルバイト前の研修があったのですがそこで学んで私にとって画期的に思えたことはお客様へのトークの方法。このトークの方法には…

『I was born.』 商学部1年 大谷麟太郎

【序】 人間は自分が生まれる環境を選ぶことができない。「生まれる」というのは能動ではなく受動の行為である。まさに「I was born.」である。それならば、たとえばある人が生まれた国が発展途上であるからといって、それで人生が決定されるのは不条理では…

『アフリカ救済へのシナリオ第一弾 〜今、何が起きているのか〜』政治経済学部1年 徳本進之介

早稲田大学雄弁会 報道コンテンツ「アフリカ救済へのシナリオ」 政治経済学部1年徳本進之介第1段〜今何が起きているのか?〜 http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=69157 序 みなさん、朝も夜も食べ物がなく困っている人々のことを想像できますか? 3人…

「大阪にて」 法学部2年 中村健太

私は、今愛すべき故郷大阪にいます。そこで、何をしているのかといいますと、なじみの友人達と麻雀を打ったり、酒を飲んだりなどしつつ、読書にふけっているのであります。 われながら、はたから見ればあまりパッとしない夏休みであったろうなと思いつつ、自…

「なぜ、私が雄弁会に入るのか」 大学院ファイナンス研究科1年 稲波紀明

このままでは日本は、沈んでいく。バブル崩壊後、20年を経過しても、 未だに成長軌道に乗れず、不況から抜け出せない。為替相場は15年ぶりの円高水準になり、 市場では外国の安価な商品が溢れ、国内産業は徐々に淘汰される。縮小していく市場の中で、企業は…

「ポケモンの話」 社会科学部2年 大嶽潤平

私がこれから話をするのはポケモンの話だ。ポケモンとは主にゲームボーイシリーズなどでプレイされるゲーム、ポケットモンスターの略で、主人公はポケモンを鍛えポケモントレーナーとしての頂点を目指し、一方でまた全てのポケモンを獲得しポケモン図鑑を完…

「國語表記に思ふ」 法学部1年 石本仰

高校の時分から正漢字、歴史的假名遣(正字正假名)を使つてゐる。試驗の答案やレポートにも正字正假名を用ゐたために、減點せられ、その度に教員に抗議に行つたことが懷かしく思ひ出されるが、當時の私は周圍から何と云はれようと、これを貫いたものである…

天空の城ラピュタが教えてくれるもの〜anastorophe、崩壊へ 社会科学部一年 日下瑞貴

7月の金曜ロードショーでは「ジブリ祭」と題して4週連続でスタジオジブリの作品が上映されている。「紅の豚」、「ハウルの動く城」、「となりのトトロ」など名作の数々が家庭を明るくしてくれるだろう。私もご多分にもれずジブリ映画の大ファンなのである…

『あなたは選挙にいっていますか?』文化構想学部1年 宮田竜太郎

あなたは選挙にいっていますか?もしあなたが今未成年であるならば、選挙権を持ったら選挙に行こうと思っていますか? 若者の政治無関心が叫ばれて久しい。昨年夏の総選挙の際の20代若者の投票率は49.45%であった。(全体での投票率は69.28% 最も投票率が高…

『自らの言説に責任を持つ』社会科学部1年 齋藤暁

僕が早稲田大学に入学して早くも2ヶ月が経とうとしている。そしてこの2ヶ月間は雄弁会と共にあったと言っても過言ではない。それ程雄弁会活動は濃密で充実したものだと思う。 では、雄弁会とは何か?そもそもなぜ僕が数ある早稲田大学のサークルで雄弁会を…

『リーダーとしてではなくリーダーになるために』  教育学部3年 岡田想

半年間雄弁会の幹事長を経験してみてリーダーのあるべき姿というものがおぼろげながらわかった気がする。幹事長になった当初はとにかく仕事の割り振り・外部対応が最も重要な役目だと考えており、そのための指示・コミュニケーションを中心に行動していた。…

『雄弁会員としての所感』 社会科学部2年 阿部伸弘

4月、早稲田大学は今新歓期真っ只中である。一説によると1000以上もあるといわれる早稲田のサークルは新入生を獲得する為にあの手この手を使い新入生にアピールする。そんなサークルの中で一際目立つサークルが存在する。それは雄弁会だ。雄弁会は新歓…

「議論するということ」〜倫敦の街角、スピーカーズコーナーより〜 文化構想学部2年 室崎雄志

スピーカーズコーナーという場所をご存じだろうか。イギリスはロンドンのハイドパークの一角にある、様々な人々が自説を論じている場所だ。ここで演説しようとする人は、イギリス王室への批判とイギリス政府の転覆についての2つを除けばいかなる話題について…

「ふたつの代表」〜首長と地方議会のこれからの姿とは〜 政治経済学部一年 堀口 貴司

近年、地方に「改革派」とよばれる首長が増え、さまざまな行財政改革の取り組みが行われることが増えてきているが、いまだに政党の相乗りの構図で首長がきまる例も多い。 大阪や名古屋では最近、首長と議会が対立する構図でマスメディアに取り上げられること…

「ふたつの代表」〜首長と地方議会のこれからの姿とは〜 政治経済学部一年 堀口 貴司

近年、地方に「改革派」とよばれる首長が増え、さまざまな行財政改革の取り組みが行われることが増えてきているが、いまだに政党の相乗りの構図で首長がきまる例も多い。 大阪や名古屋では最近、首長と議会が対立する構図でマスメディアに取り上げられること…