2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「今こそ必要な"構造改革"」

法学部2年 小倉勇磨 円安・元安バブルによる、日中の輸出と、米国の過剰消費に支えられた「不均衡な」世界経済は、米国発の金融危機により脆くも崩れ去った。金融危機の影響が実体経済に波及し、世界経済は大きな混乱の渦に飲み込まれている。日本もそれは例…

「インドへの旅と"他者への想像力"」

法学部2年 津田遼 先日、二週間ほどインドに旅をしてきた。生まれて初めての海外への一人旅。 コルカタ空港に到着したのは夜10時ごろ。空港に足を踏み入れてすぐさま、ここは完全なる自分にとって完全に未知なる大地であることを自覚した。血痕のような染…

安心と希望vol.3

商学部2年 花房勇輝では、生活保護制度の改革に向けた政策について見ていく。まずは、生活保護に「入りやすく」するための政策について。 第二弾でも述べたように、高校進学・修学のための保証を教育扶助として制度化すること、扶養義務について、夫婦相互お…

一人ひとりの幸せvol.3

国際教養学部1年 佐瀬祥本章では、前回まで見てきた問題に対する戦略を考えていきます。前回までの私の問題意識を要約すると、高齢化と過疎化によって引き起こされる地方公共団体の税収不足と、それによる地域住民に対するサービス低下、またそれによって個…

隠れた世界vol.3

文学部1年 奥田綾香水田稲作による自給自足生活のために、まず地域住民が主体となった、水田造成、先進国の農業指導による活用が必要である。なぜならこれまで、アフリカでの自給自足農業の支援には世界銀行をはじめとする国際機関が大きく関わっており、世…

農と命

文化構想学部1年 室崎雄志最終章に当たる本章では、前章までの内容を踏まえた上で、日本農業の衰退原因である「人材」の不足、「土地」の非効率活用を解消する政策を示したい。現在この二つの問題を解決する手段としてさまざまなところで議論されているのが…

安心と希望vol.2

商学部2年 花房勇輝 まずは、生活保護の制度について概要を見ていきたい。 生活保護はその内容によって8つの扶助に分けられている。1生活扶助、2教育扶助、3住宅扶助、4医療扶助、5介護扶助、6出産扶助、7生業扶助、8葬儀扶助、である。このうち通常…

一人ひとりの幸せvol.2

国際教養学部1年 佐瀬祥 本章では、日本国における急速な高齢化の進展とそれに伴う地方での過疎化の現状と、地方公共団体の財政面での機能不全について分析していきます。 総務省統計局によりますと、平成20年9月15日の段階で、高齢者(65歳以上)人口…

隠れた世界vol.2

文学部1年 奥田綾香 サハラ以南のアフリカに飢餓が集中していることはのべたが、そのなかでも西アフリカはその心臓部とも言われる地域であり、近年のこの地域の人口増加率は非常に高くなっており、食糧生産が追いついていない状況だ。そのような状況で、1970…

食と農

文化構想学部1年 室崎雄志 第二章に当たる本章では、主に日本を取り巻く食糧事情についての現状分析を行っていきたい。 まずは世界で起きており(または起こりうるとされており)日本に多大なる影響を及ぼす食糧危機の可能性を記す。〜食糧危機〜 世界の穀物…

安心と希望vol.1

商学部2年 花房勇輝 若い頃には一生懸命に働いて、今では年金暮らし。または近いうちに年金暮らしをはじめる・・・。このようなお年寄り方の中には「今までせっかく頑張ってきたのだから、これからは年金を使って悠々自適に暮らしていきたい」と考えておら…

一人ひとりの幸せvol.1

国際教養学部1年 佐瀬祥幸せを感じるときはいつですか。今すべての人は個々人の生活に満足しているでしょうか。現在、少子高齢化という時代潮流の中、地方においては過疎という問題が顕著になっています。過疎から起きる問題は何かといいますと、当然労働力…

隠れた世界vol.1

文学部1年奥田綾香アメリカの金融危機から、世界中で不景気が叫ばれ、日本も当然のごとくその影響を受けている。需要低迷から消費は冷えこんでいる。しかし、そんな中でも、シーズンによっては需要拡大に影響する商品もある。チョコレートがまさにその例で…

命と食

文化構想学部1年 室崎雄志『食の快楽はあらゆる年齢、あらゆる身分、あらゆる国、あらゆる日々に共通である。それらはあらゆる他の快楽と結びつくことができ、それらを失ったのちにも、われわれを慰めてくれる最後のものである』 ――ブリア=サヴァラン(フ…