合同コンテンツ「おわりに」


以上のように政策集団「護り手」は変革論を主張してきた。

社会が、真摯に生の保障機能を担うように。

生の保障という「安心」がある社会こそが人々が活発に活動できる社会ではないだろうか。「自己責任」「個人の自律」という言葉も大いに結構ではないか。ただしその前提として、社会における低リスクの人々が高リスクの人々を見捨てるような社会であってはならない。そのような社会は分断し、排除された人々はもう包摂されない。今見たいのは自己責任の掛け声の下には、人々の暮らしを保障する手段があり、そして彼らの社会における能力向上、挑戦が積極的に支援されるような社会である。

それこそが活力あり、展望の持てる社会ではないだろうか。

以上の言葉を持って「護り手」のコンテンツの結とさせていただきたい。